当財団理事長の大谷暢順本願寺御法主台下がフランス国営放送TV（France 2）番組に出演されます。番組は毎週日曜日午前8時から30分間の「Sagesses bouddhistes（佛教の知恵）」で、2週連続、年内放映の予定です。
　台下は青年時代、パリ大学、ソルボンヌ大学に留学、パリ第七大学で博士号を取得されました。「日佛文化交流に資するのが生涯の使命」とフランス救国の聖女・ジャンヌ・ダルクの事蹟を我が国に紹介した他、フランス語によるご著作やユネスコ総本部、パリ第7大学等を会場に講演会、狂言公演、コンサートを催し、神佛習合の日本人の精神と文化をフランスに伝える文化事業に邁進されてきました。
　また、昨年12月、今年6月には『Le bouddhisme face au monde contemporain』（『私たちは今の世をどう生きるか）』を日本語、フランス語でそれぞれ出版。両国の若い世代に今の世の中を如何に生きるべきかという問題を問いかけました。
　今回のTV出演は比類なき台下のフランスでの活動実績が評価されたもので、インタビューを通して、新著の紹介をはじめ、大乗の至極と称される日本佛教と浄土真宗、更には神佛習合の教が育んだ日本文化についてフランス語で解明されます。
　同番組によると、フランス語で日本佛教と日本文化を語るのは台下が日本人初となるそうです。フランスだけではなく、隣国のスイスやベルギー、さらには、カナダ、北アフリカ等のフランス語圏にも放映されるため、世界中の人々に神仏習合の精神と日本文化の素晴らしさが理解されるきっかけになると大きな期待が寄せられています。

パリ市第４区役所でも講演

　また、10月15日には京都市、パリ市友情盟約都市60周年記念事業として、両市の協力を得た講演会がパリ市第四区役所で行われます。フランス政府やパリ市、在仏日本大使館の要人をはじめ、多くのパリ市民に向け、台下は神佛習合の精神と日本文化をフランス語で論考、紹介される他、会場との質疑応答も予定しています。

パリ市第4区役所講演会のフライヤーとポスター
　　フライヤー(フランス語)　Flyer(Francais)　　　　　　　ポスター(フランス語)　Affiche(Francais)
       

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