蓮如イスムとは何か
大谷暢順プロフィール

蓮如イスムとは何か

財団法人本願寺文化興隆財団
大谷暢順理事長

現代に活かす蓮如上人の智慧

「蓮如イスム」とは、いわば「蓮如道」です。
蓮如上人研究の第一人者であり、真宗法統を受け継がれる大谷暢順法主が提唱される、蓮如上人の教え、智慧に学び、現代に活かしてゆく「考え方」、「生き方」のことです。
大谷暢順法主は、「蓮如イスム」について次のように説いています。

『蓮如上人は、後半生、佛法伝道一途に生きる高徳の僧として世の尊敬と信頼をあつめ大往生をお遂げになった。つまり、完全に成功なさった方です。ですから、蓮如上人が生きてこられたように生きるのがいいに違いありません。それを学ぼうというのが「蓮如イスム」です。しかし、同じように生きようということではありません。人間それぞれに生き方が違いますし、環境が違うのですから、全く同じ事はできませんが、蓮如上人の生き方をよく学んで自らの生き方を見つけ出すことが肝心です。全て世の中人間というのは、一人ひとり、その人の人生しかありません。いくら頑張って誰かの真似がしたくても出来ないのです。』
『では、蓮如上人の生き方というのは何か、蓮如イスムというのは何か。一番肝心なことは、何が何でも信心を得なければならない、信仰がなければ何事も始まらないということです。
どう生きればいいのか、ということを人はよく考えます。正直に告白すると私にもそういう時期がありました。そこで蓮如上人がおっしゃっているのは、自分をごまかす事なく正面からぶつかって信仰というものを獲得せよ、ということです。これは、蓮如上人が一生繰り返されたお言葉です。これが第一です。』

このように、大谷暢順法主は「蓮如イスム」の第一に信心を持つことを挙げられ、以降、
○「人間中心主義」から脱却して無我に至ること
○素晴らしい日本の文化を正しく評価し、日本人としての誇りを持つこと
○極端な理想主義、独善主義はやめ、世の中に通用する、協調する生き方を見つけること
○道徳倫理、モラルを復権させるとともに、恩を感じ、恩を施すことで救いの道に至ること
と展開していきます。

このような「蓮如イスム」に沿った生き方を、より多くの人々が実践することで、危機的な状況にある社会が、世界が救われ、心穏やかに暮らせる豊かな未来の社会が到来することを切望して止みません。

※「蓮如イスム」は、出版される予定です。
当ホームページでお知らせいたしますので詳しくは「蓮如イスム」の本をご参照ください。

(大谷暢順法主は、フランスで蓮如と同時代に生きたジャンヌ・ダルクの精神・宗教観についての研究を出版され、ストラスブールでの講演、一向一揆の仏語論文の成果や蓮如研究の成果をフランスより表彰されパルム・アカデミック勲章を受章。詳しくは、大谷暢順プロフィールを参照)

蓮如イスムの概要

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