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グレート・サーサラ・ラトナ勲章 大谷暢順台下に世界初の外国人最高位勲章

 当財団理事長の大谷暢順台下が2月18日、スリランカ政府から外国人に与えられる最高位勲章、グレート・サーサナ・ラトナ勲章を同国の国会議事堂で授与されました。同章は日本・スリランカの文化による友好交流に顕著な功績を残したと台下の為に新設された勲章で、世界初の叙勲となります。
 台下は、平成18年に当財団が建立したインド洋大津波犠牲者追悼施設(津波本願寺佛舎・バーミヤンブッダ)の同国政府への寄贈、日本の外務省と共催の国際佛教博物館日本館開館や日本文化の展示会、講演会、狂言、和太鼓、阿波踊りの公演、台下が日本人で初めて現地国会議事堂で講演した同国独立70周年事業等をスリランカで実施。叙勲はマヒンダ・ラージャパクシャ首相とカル・ジャヤスリヤ国会議長から贈られました。
 国家行事として執り行われた叙勲式典では、首相、国会議長をはじめ、杉山明日本大使、アーナンダ・クマラシリ国会副議長、デニッシュ・グラワルダナ外務大臣、ジョンストン・フェルナンド与党SLPP幹事長、ヴァスデワ・ナーナヤーカ法務副大臣他等閣僚、国会議員等約300人が出席しました。
 ゴタバヤ・ラージャパクシャ大統領、日本スリランカ友好議連の竹下亘会長、小渕優子事務局長からの祝辞披露後、首相が「勲章はスリランカ政府、全国民からお贈りするもの。台下のご長寿と更なるご活躍を祈りたい」と挨拶。国会議長は「大谷理事長は、両国の文化交流に多大な足跡を残された。全スリランカ国民とともにその偉大なご功績を讃えたい」と述べ、金の筒に入れられた叙勲認定書と宝石を散りばめた勲章が両氏から台下に贈られました。
 続いて、首相、国会議長を篤信の佛教徒と讃える銀製の盾が台下から両氏に手渡されました。そして、台下が伊勢志摩の真珠で特別に調整した腕輪念珠を両氏の右腕にサンスクリット語で「南無阿弥陀佛」と唱えつつ、直接付けられました。
 この佛事に首相、議長とも感激の面持ちで合掌、佛法への帰依をあらためて誓いつつ、台下の功績を称賛しました。
 続いて、台下の謝辞となり、現地のシンハラ語で喜びを述べられた後、「今後も誇るべき両国の文化と精神を国際社会に伝えていきたい」と抱負を語られました。


首相による金の筒に入った叙勲認定書の贈呈


宝石を散りばめた勲章を議長から掛けられた台下


真珠の腕輪念珠を首相と議長に付けられる台下




台下はシンハラ語で挨拶


閣僚、国会議員等との記念撮影